先月メンバーのお二人が振替で合流し、お二人ともお子さんをご家族に預けての単身参加。
特に初めて単身参加してくださったAちゃんは、最初こそちょっぴり挙動不審だったけれどw、エクササイズが終わった頃には『楽しい!』と表情が変わり、シェアリング後も『自分に集中できて、インプットしてアウトプットしたい!いう気持ちが湧いてきた』とまたまた別人かと思うくらい変化していました。
赤ちゃんと一緒に過ごす時間ももちろん大切。それはかけがえのない時間だから。
だけどそれ以上に、自分自身にグッと集中できる時間もやっぱり大事だなと、Aちゃんの姿を見ながら再確認。そんな時間が母である時間をさらに濃厚にさせてくれるはずだから。
パートナーシップで盛り上がった後半のワークも面白かった。
パートナーに「伝えるほどでもないけど、なんだかな〜」って思うこと、みんなそれぞれあって。
で、その小さなしこりってその時は流せても、いつの間にか蓄積されて、溜まりに溜まってドーンと爆発してしまうってこともよくある話で。
一人目の産後9年で二人目を出産したTちゃんも、
「この教室に参加して、これまで自分の中で溜めてきてしまったものに気づいた。今は取り戻そうと頑張っているけれど、9年分のしこりを取り戻すのはすごく大変!!だから産後早いうちにお互いの気持ちをすり合わせることって、本当に大切なんだなと思う」と話してくれました。
とはいえ、気持ちをすり合わせるにも、自分の中のしこりをちゃんと把握しておかなくちゃ!!
じゃ、そのイラッとポイントはどこだろう?
何に対してモヤっとしてるんだろうね?を紐解いていったら…見えてきたことが!
夫婦だからといって、あうんの空気で分かり合えることなんて、まずないんですよね。
「え?こんなこと?」と思うことでも、話してみると全然思ってたんと違うー!って答えが返ってくることも多いのだと、私自身もここ最近、いろいろ新発見がありました。
例えば・・・
ここ数年、我が家では夜の食器洗浄機を最後に回してシンクをキレイにしておくのは、帰宅の遅い夫の仕事となりました。
が、いつもシンクにはなぜか鍋とか大物だけは残っていて・・・。
朝起きた時に、「なんでいつも鍋も洗っておいてくれないのよ!!」とイラッとしてしまう自分がいました。
そこで、夫に聞いてみました。
「なんで鍋とかはいつも残してあるの?洗ってくれたらもっと助かるのに」と。
そしたら、こんな答えが返ってきました。
「俺がそこまでキレイにやってしまうと、逆にヒロにいやらしいかな?と思って。ちょっとヒロに気をつかってた」と。
え、ええええええええええええーーーーーーーーーーーーーッ!??
気をつかってくれてたんですか・・・??
ってか、そんなところに気をつかわんでいいしーーーーーっ!!!!(笑)
私は「どーせ大物洗うのってめんどくさいから、私にやらせよう!って思ったんでしょ?!」なんて、なんとも心の狭ーい(笑)想像をしていたけれど、夫は違ったんですよね。
やらせよう!なんて意地悪な気持ちじゃなくて、キッチンを守る妻への尊厳というか、尊重というか、私に対する気持ちがその行動に表れていただけだったという。(私的にはそんなもの全く意識したことなかったけれど〜!)
それを聞いて、私は自分の器の小ささを反省したし(笑)、それまでの夫の行動に対するイライラも消えたし、「ありがとう。でも、私は洗ってくれた方が嬉しいよ」と言うことができました。
夫も「それなら俺も洗うよ。でも、俺も疲れている時は残しておいてもいいか?」と、お互いが素直にその『大物を洗う』ことに対しての気持ちを伝えることができました。
なんでもない日常の一コマだけど、そのやりとりは私たち夫婦にとっては、大きなやりとりでもありました。
きっと夫婦とか、家族とかって、そんななんでもないような、だけど大事なやりとりの積み重ねなんだろうなー。
そして、そんな積み重ねを繰り返していくことで、もっと面白い夫婦になっていくんだろうなー。
そんな面白さに気づく夫婦を、これからも産後ケア教室からたくさん生み出していきたい。
それが、私のこの仕事をやり続ける原動力の一つになっているんだな。
Tちゃん、Aちゃん、卒業おめでとうございます!
Mちゃん、Kちゃん、来週は揃って卒業ですよー。