こんにちは、産後セルフケアインストラクターのヒロです。
10月5日(日)、私たちマドレボニータ東海TOMOS主催で
講師に渡辺大地さんをお招きして、夫婦参加型ワークショップ
『男でもできる産前産後の準備』を開催しました。
参加してくださったのは、7組16名の現役の父と母たち。
今回は、男性チーム、女性チームに分かれて座る形となり、
最初こそ、緊張したムードが流れていましたが(特に男性側!!)
そこは、さすがの大地さん!
開始早々、岐阜のゆるキャラ「ミナモ」について
私たち岐阜人ですら知らないミナモ情報を
これでもか!というくらい語る語る(笑)。
一気に参加者の気持ちをわしづかみにするという
大地さんの人気の理由がそこにはありました。
さ、緊張も一気にほぐれたところで、いよいよ本題へ!
「今日はこの場で答えを出すのではなく、宿題を出すだけ。
このワークショップを終えたら、このシートを使って
自宅で夫婦会議をしてください!」
と、大地さんはこのワークショップの目的を話してくださいました。
様々な質問に夫同士、妻同士で考えたり、
そして各チームで出た答えをみんなで共有したり…
そんな作業を繰り返しました。
中でも、一番盛り上がった質問がありました。
それは
「妊娠中、赤ちゃんと母体をつなげている大事な臓器は何か?」
という質問。
その答えは・・・そう『胎盤』ですよね!
女性なら、特に産後女性の方はご存知の方も多いと思います。
が、これが男性が知っているかどうか?というと…。
なんと出てきた答えは…
・・・『心臓』。
!!!!!!!!
いやぁ~これにはびっくりしました。
会場全部が、苦笑いで包まれました(笑)。
だけど、これが男女の認識の違いの現実なんだと思うんです。
女性だって、今回は知っている方が多かったですが、
産後クラスでも聞いてみると、これが意外や意外、
胎盤の存在を知っている人は、
70…60%…いやもっと少ないかもしれません。
出産時に胎盤を見せてもらった!という方も意外と少ないのです。
女性自身、出産によって、自分の体の中で
どんな変化が起きているのかを知らないんですもん、
男性なら当たり前なのかもしれません。
その胎盤の存在を知らないから、
出産時にその胎盤が子宮の壁からベロッと剥がれて
そこから1ヶ月間出血が続く。
だから、その傷が回復するまでの1ヶ月間
女性は養生に専念しなくてはならないということを知らないんです。
まずは出産によって、妻である女性の体にどんな変化が起こるかってことに
目を向けることが、男性にできる産前の準備の第1歩。
そして、体のメカニズムを理解したら、今度は気持ちの方に焦点を。
講座も中盤、大地さんからは3つの質問が出されました。
「ここ1週間で妻が一番辛かったことは?」
「ここ1週間で妻が一番嬉しかったことは?」
「ここ1週間で妻が夫に感謝したことは?」
これを夫も妻もそれぞれワークシートに書き込み、
休憩時間に夫婦で答え合わせをする。
そんなやりとりをしました。
「わ!合ってる!すごいやん!!」
「えー、全然違うっ!!」
様々な声が飛び交う休憩時間。
この時間の皆さんもいい表情☆
出産によって、女性は心の中にたくさんの葛藤や不安や孤独を抱えます。
それをパートナーである夫が本当に理解してあげられるか?
それが一番大事なこと。
「父親の価値は、家事や育児の量じゃない。
誰にも代行できない、妻の理解者になること」
と大地さんは言います。
私もこの言葉を聞きながら、目の奥が熱くなりました。
そう!そうなんだよー!!それがどれだけ心強いか!!って。
そして同時に、夫への感謝の気持ちも湧いてきました。
7年前の産後に比べて、今回の産後はずっと話し合ってきた甲斐もあって、
私の体調、日々揺れ動く気持ちを受け止めて、
理解しようとしてくれているじゃないか!って。
夫よ、本当にありがとう!!!!!!
私ももっともっと夫の気持ちを受け止め、寄り添っていかなくちゃ
バチがあたるよなーって(苦笑)。
笑いと共感、発見の連続だった、あっという間の2時間!!
大地さんからはたくさんの宿題をもらって、終了です。
最後は全員で記念写真。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました!!
さぁ、その後、参加者の皆さんはどんな夫婦会議をされたのでしょうか?
我が家も後日、二人で答え合わせをしてみましたが…
あれ?思ってたほど気持ちの疎通が完璧じゃなかった!
…ま、ちょいちょいズレはありますよね…(笑)
皆さんのその後もまたお聞きできると嬉しいです。
今回のイベントが、参加してくださった皆さまの
これからの夫婦の形を考えるいい機会となりますこと、祈っています。
今回は岐阜市市民活動支援事業補助対象事業として
このイベントを開催いたしました。
企画から当日まで、慣れない私たちのサポートをしてくださった、
NPO協働センターのスタッフの皆さま、
講座の間、子どもたちを見守ってくださった、
NPO法人キッズスクエア瑞穂のサポーターの皆さま、
一緒に準備や告知に関わってくれたTOMOSメンバーのみんな、
そして朝早くからはるばる岐阜まで来てくださった大地さん!!!!
ほんとうに本当にありがとうございました。
たくさんの方のお力をお借りして、このイベントを開催できたことを
感謝するとともに、今回の学びを次に生かしていきます。
最後に!!
この日の講座の様子が、10月7日(火)の中日新聞朝刊
【19面岐阜近郊版】で紹介されました。
こちらもご覧ください。
大地さん、TOMOSスタッフとのオフショット☆
味噌カツ、一緒に食べられて嬉しかったーーーー!!!!