産後16年目の今日、覚悟の再開「お互いさま会」

こんにちは!

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクターの山本裕子です。

 

緊急事態宣言発令により、2020年秋から中止をしていた『お互いさま会』を再開しました。

 

 

このお休みの間、あちこちで母たちの苦悩の声をたくさん聞きました。

 

「家族以外の人と会えない」

「出産も入院中もずっと一人で不安すぎた」

「実家にも帰れないし、親にも来てもらえない」

「昼間はお散歩が怖いから、ひたすらドライブで過ごしてる」

「コロナ禍で下の子が生まれて、一人で日中、二人の子を見るのがもうしんどい」

「市の講座は軒並み中止で、どこへ行ったら、同じ時期に出産した人に会える?ママ友がつくれない」

などなど、ただでさえ孤立しがちな産後なのに、そこにコロナの不安が加わったことで、

母たちは想像以上の不安や孤独感、閉塞感を感じながら毎日を過ごしている声が聞こえてきます。

 

そんなリアルな声を聞いておきながら、それを無視することがどうしてもできなくて。

なんとかしたい!

でも、この状況の中、この場をつくることが果たしてよいのかどうか…

 

 

コロナは怖い。

だけど、それ以上に、母たちのメンタルがやられてしまうことがもっと怖い。。。

 

実際、昨年の秋には、コロナ禍で産後うつが倍増という調査結果も発表されました。

https://bit.ly/3hncfWK

 

そんな自問自答の毎日だけど、やっぱり目の前でしんどさを吐き出してくれる人を放ってはおけない。

だって私が今、この仕事をしているのは、私もかつて産後うつ一歩手前だったから。

せっかく生まれた我が子を、心から可愛いと思える人を一人でも多く増やしたいから。

母となった人生を嘆くのではなく、大変さも面白がれる人を増やしたいから。

 

そして今、世界は本当に大変な状況になっているけれど、こんな状況だからこそ、

人の繋がりで救われることがあるはずだと信じているから。

やっぱり私はこの場をつくりたい。

 

 

もちろん、以前のように、食事をみんなでつくったり食べたり、わいわい大人数で集まることはできないけれど、

きっとできる方法もあるはず!

 

 

ということで、今日は産後まもない方たちにお声がけして、どんな形なら開催できるか?を試しながらの開催となりました。

ちなみに今日は…

 

・自己紹介しながら簡単なストレッチ

・赤ちゃん抱っこのレクチャー

・各自持参したお弁当を、しっかりと距離をとって、時間差で赤ちゃんを見合いながら食べる

・おしゃべりタイム

こんな内容で過ごしました。

 

「こんなにゆっくりご飯食べたのは久しぶり!」という声も。

話を聞くと、自宅ではずっと抱っこで、いつも昼は片手でパンをかじるだけなんですって!

 

 

母がご飯を食べている間、抱っこさせてもらいました。寝かせたら泣いちゃうから、ご飯もゆっくり食べられないって!
母がご飯を食べている間、抱っこさせてもらいました。寝かせたら泣いちゃうから、ご飯もゆっくり食べられないって!

ほんと、自分以外の大人がもう一人いるだけで、ごはんを味わうことも、トイレにゆっくりいくこともできるのだから。

 

ということで、今後も定期的に小規模で開催していきます。詳細が知りたい方は、ぜひDMでご連絡ください。

あー、こうして書くこともすごく勇気のいることでしたが、やっとやっと覚悟が決まりました。

 

そんな今日は、私が母になった日。

16歳の娘の成長に背中を押されたな。

お誕生日おめでとう。

「1」と「6」のローソクがなくて、自宅にあった番号のローソクを組み合わせて16に(笑)!!

しかし、なぜ「3」が3本も??(笑)

 


マドレボニータ東海TOMOS & 山本裕子

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