産後クライシスを防ぐには、お互いの痛みを知ることから〜両親学級開催レポート〜

こんにちは!

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクターの山本裕子です。

「産院では聞けない 両親学級@一宮」を開催しました。

 

第一子妊娠中のご夫婦

第一子産後まもないご夫婦

第二子産後まもないご夫婦

第三子妊娠中のご夫婦

そして産後は卒業した、2児の父母というご夫婦。

 

そんな様々な背景をもった

6組のカップルがご参加くださり

満席での開催となりました!

 

 

 

・産後うつ

・幼児虐待

・産後のカップルの離婚率増加

 

こうした社会問題の増加に加えて

先日、2019年の出生数が87万人を

下回る見込みというニュースがあったように

少子化に歯止めがきかない現状です。

 

 

そういった状況をなんとかしなくては!と

やっとぽっかりと抜け落ちていた

「産後の女性や家族」のケアが

ここ数年で行政レベルでも、企業レベルでも

様々な制度が整えられてきてはいます。

 

 

でも、どれだけ制度が整っていても

当事者はもちろん

妊娠中の夫婦を取り巻く人も

出産後のリアルな心身の状態や

生活の様子を知って備えておかないと

せっかくの制度も

かえって自分たちを

苦しめてしまうものになります。

今回の講座でも、産後5ヶ月の男性から

こんな声があがりました。

 

 

「妻がいっぱいいっぱいなのは分かる。

だけど、自分も実際のところ

育休を取ることは難しいし、

これ以上を求められてもなかなか厳しい。

自分の力不足なんだけれど…」と。

 

 

女性もだけど、男性だって必死です。

 

なんとかしたいと思っている。

だけど、なんともならない現状がある。

どれだけ生きづらい世の中か…

 

それを痛感したメッセージでした。

 

 

でも、ここで伝えたいのは

「女性はこんなに大変なんだから

男性はもっと頑張ってよ」

ってことではありません。

 

 

お互い大変な時期だからこそ

互いの痛みを分かち合い、

その痛みを軽減できる方法を

一緒に考えたり、行動していける関係性や

仕組みを作っていきませんか?

ということ。

 

 

たとえ自分が動けないとしても

パートナーが少しでも楽になる方法を

一緒に考えてくれることが

大きな安心感になって、

前に進む力が湧くこともあると思います。

 

 

私は一人目の産後

「早く帰ってきて」とパートナーに頼んだ時

間髪いれずに「ごめん、無理やわ」と

言われることがすごく辛かったことを

未だに覚えています。

 

 

それが今では「早く帰ってきて」の後に

「うーん、ちょっと難しいかもだけど

調整してみるわ」と返してくれるように。

 

 

たとえ、この後帰ってこれなくても

「たとえばこんな方法はどう?」と

新たに提案してくれることも。

 

そうやって考えてくれる姿勢があることで

孤独感はなくなりました。

 

そして、私もパートナーの力になりたい!

という思いも湧くようになりました。

 

講座後には、先輩父たちが

これから父になる方に

赤ちゃんを抱っこさせてくれる場面も!

 

「うわぁ、怖い!」と

肩がすくみまくる未来の父と

「大丈夫、大丈夫!」と

声をかけていた先輩父たちのやりとりが

とっても微笑ましかった!!

 

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

より良いパートナーシップを築いていけますように。

 

今後もこうしたカップル向けの講義を定期的に開催していきます!

 

次回は、2/1(土)@岐阜市にて!

ぎふし共育都市プロジェクト パパ大学 第5講座「産後クライシスを知っていますか?」を担当します。

 

妊娠中のカップルが対象です。

〆切は12/27となっておりますので、どうぞお早めにお申し込みを!

妊娠中のお友達にも教えてあげてください! 


マドレボニータ東海TOMOS & 山本裕子

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