こんにちは!
認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクターの山本裕子です。
令和初の名古屋駅前教室がスタートしましたー!!
毎月、参加者の方を迎えるのは私自身、ちょっぴりドキドキもするし、新しい出会いにワクワクもします。
中には、ここまでに至るまで、何度も何度もメールのやり取りをする方もいるので、会う前から早く会いたくて。
だから、スタジオにいらっしゃった瞬間「よく来てくれたねー!!!」っておもわず抱きつきたくなります。(恋か!って感じですね!笑)

この教室は、母のためのリハビリの場です。
一人単身の時には何でもなかったことが、急に怖くなったり、億劫になったりするのが産後。
赤ちゃんを連れて、電車に乗る。初めての人に会う。初めての場所に足をふみ入れる。家の外で授乳やおむつ替えをする。
それらすべてが、本当に本当に緊張するんです。
だから、そんな母の緊張や不安が伝わって、お子さんたちもちょっぴり泣けてきちゃったり、どうにもいつものように過ごせなくなってしまうのが初回のレッスンだったりします。

今回もエクササイズやワークに集中したい母たちと、周りの様子が気になって、いつものようにうまくおっぱいが飲めなかったり、
スムーズに眠れなかったりするお子さんたちとの気持ちのぶつかり合いが、あちこちで勃発して、葛藤している姿がたくさん見られました。
なんでミルクを飲んでくれないの?
なんで寝てくれないの??
なんで、なんで・・・・・・・・
そんな思いに駆られて、イラついた表情や泣きそうになる母たちの姿を、特に初回のレッスンではたくさん目の当たりにします。
でも、皆さんいい大人なので、そんな感情すら周りに見せまいと、必死に頑張るんです。そんな姿もたくさん見ます。
その度に、私は14年前の第1子の産後の自分がブワーッと思い出されて、ぎゅっと胸が苦しくなります。
必死で「子育てを楽しんでいる母」を演じていた自分を思い出すんです。
我が子がなんで泣いているのかわからなくて。
何をやっても泣きやんでくれなくて。
周りの赤ちゃんたちはお利口さんに見えて、周りのママたちも子育て楽しんでいるように見えて、
自分ばっかりがダメ母のように思えて惨めになって。
我が子のことを、ここから可愛いと思えなくて、母となった人生を楽しい!と心から思えない自分にうんざりして。
当時はSNSがなかった時代だけど、今はスマホの画面から、キラキラしすぎるほどの光景が入ってきますもんね。
「映え」を求める写真とわかっていても、やっぱり家で赤ちゃんと二人っきりでしんどい時期には、その光景はあまりにまぶしすぎる。

でも、そんな当時の私が救ってくれたのが、マドレボニータでした。
どんなドロドロした思いだって受け止めてくれる場所がある。
一緒に泣いてくれたり、笑ってくれたり、自分のことのように怒ってくれる人がいる。
そして、そんな痛みや苦々しい思いをいつまでもしつこく覚えていて、気休めの言葉じゃなく、武勇伝にもせずに語り継いでいる。
そんなちょっと先を行く先輩母たちの存在が、私の産後を救ってくれました。
今回も、当時の私のように苦しむ母と、そんな彼女の苦しみにそっと耳を傾け、
少し前の自分自身の経験を語り継いでいく母達の姿がありました。
そうして、最後には、笑顔で帰路につく彼女がいました。
私のブログやSNSにも、母たちの笑顔の写真がほとんどです。
でも、それは2時間のレッスンのほんの一部の表情だし、この笑顔に至るまでには、いろんな思いを抱えたり、
吐き出したり、葛藤する姿も沢山あります。
だから、もしかしたら「産後ケア教室はキラキラしたママたちが行くところで、私なんかいけない」って思っている方がいたら、
声を大にして言いたいです。
キラキラしてなくったって、子育てを楽しめてなくたって大丈夫!
ここは、子育て期というハードな道のりを力強く前に進んでいけるための心と体、
そして一緒に泣き笑いしてくれる仲間を手に入れるための場所だから。
私はこれからも、そんな場を丁寧に作り続けていきたい。
本音でぶつかり合えるつながりを作り続けていきたい。
そんな思いを再確認した初回のレッスンとなりました。
今月の皆さんとも、1ヶ月後にどんな光景を見られるのか?が今から楽しみです。
1ヶ月間、一緒に頑張っていきましょう!!

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