マドレボニータの産後ケアが「リハビリ」である理由〜岩砂マタニティ教室3月3週目〜

こんにちは!

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクターの山本裕子です。

 

新元号が発表されましたね。

私は自宅で娘とソワソワしながら、その瞬間を迎えました。

『令和』と発表された瞬間、何度も口に出してみると、

思ってた以上にしっくりと馴染んで、2人で「なをか、ええやん!」て(^^)
我が家ではローマ字だけ予想してたんですが、『K』でも『E』でもなかったのは残念(笑)
あと1ヶ月で「令和元年」がスタートします。
誰もが自分の人生も思いきり楽しんでいける、そしてお互いの人生も尊重し合える、あたたかな時代になるといいな。
 
 
さて、そんな記念すべき今日、産後ケア岩砂マタニティ教室3月3週目を迎えました。
レッスン前にはみんなでランチしてきた!と意気揚々と集まってくださった皆さん。
レッスン外での交流も深まってきたようで、嬉しい!!

エクササイズはぐっと負荷が上がる3週目。

「キツかったけど、身体が自由に動けるようになってきた!」
そんな声が聞けるようになるのも、3週目の面白いところ。
赤ちゃん達もどんどん雰囲気に慣れてきて、真ん中に敷いたマットの上で眠れる時間が長くなってきた子も。

後半はシェアリング。
「人生、仕事、パートナーシップ」から一つテーマを選んで、まずは自分の中にある希望の姿を描き出します。
描き出したら、今度はペアになった方に4分間、まとまらない思いを語ります。
お座りできるようになった我が子を膝で支えながら、メモを取るペアの方のお子さんを抱っこする!というたくましい姿も。

 

今回はこんな声が出ました。

 

「復職がどんどん楽しみになってきた!」という声と

「会社の人たちから『待ってるよ』と言ってもらえることをありがたいと思う反面、すごくプレッシャーに感じてしまう」

という二つの声でした。

 

同じ産後女性でも、なぜこれだけ仕事に対する思いが違うのでしょうか?

 

それを紐解くために、もう少しお二人に話を聞いていくと、

出てきたのは「時間」というキーワードでした。

 

 

というのも、「楽しみだ!」と話してくださった方も、少し前には、復職なんて考えられなかったそう。

でも、産後5ヶ月が過ぎ、赤ちゃんの成長とともに、自分自身も新しい生活のリズムが出来てきて、

この教室に来るようになって、ずっと見て見ぬふりをしていた未来のことを考えられるようになった。

そして、先週のレッスン後、偶然にもすでに働いている先輩母にいろいろ話を聞くことで、

働くことや、そのために必要なものを想像できるようになってきたと。

 

 

 

一方、プレッシャーに感じてしまうという方は、

ようやく産後2か月になって、これからようやく実家から自宅に戻るところ。(このレッスンにもご実家から通ってくださっています)

だから、復職のことを考える前に、まずは自宅に帰ってからの生活が不安で不安で仕方ないのだと。

 

 

ご飯はどのタイミングで作ればいいのか?

お風呂はいつ、一人でどうやって入れるんだ!?

パートナーが帰ってくるまでの間、一人でちゃんとこの子を守っていけるんだろうか???

この子が泣きやまなかったからどうしよう???

 

産後にサポートしてくれていた家族と離れることで、

これまで感じることが少なかった不安が押し寄せてきますよね。

 

だから、このタイミングで「復職待ってるよ!!」と言われると、

人手不足な背景などを考えると早く戻った方がいいのはわかるし、ありがたいとは思う。

でもやっぱり、プレッシャーに感じて、そこから逃げたくなってしまうのです。

 

そりゃ、そうだ!!!!!

誰だって、まずは生活が整わなければ、働くことなんて考えられないですよね。

 

だから、産後2ヶ月の今は、産後のリハビリがスタートしたばかり。

まずは、この教室に赤ちゃんを連れて初めてのお出かけをしてくださった。それだけでも凄いことなんです。

 

で、これから自宅に戻って、少しずつ日々のリズムを取り戻していく。

これからがまた新しいステージでのリハビリです^^

 

 

 

そこにマドレボニータの産後ケアが「リハビリ!!」である理由があります。

 

『産休・育休』と一言で言ってしまえば、ただのお休みのように聞こえてしまうけれど、

この時間は、再び社会に出ていくための大事な準備期間です。

 

そのためにも、産後は3段階のステップがあります。

これが、マドレボニータがオススメしている産後の過ごし方です。

山本のパンフレットより
山本のパンフレットより

こうした流れをちゃんと踏んでいけることで、より心身ともに充実した状態で、復帰していけます。

 

逆に言えば、こうした準備がないまま、丸腰で臨んでしまえば、心身ともに疲弊し、パートナーや家族とも衝突することが増え、仕事に対する気持ちもどんどん落ちている状態で復帰することになってしまいます。

 

あなたは、どんな状態で復帰していきたいですか?

また、企業のみなさんも、大切な社員の皆さんに、どんな状態で戻ってきてほしいですか??

 

それは、やっぱり前者の心身ともいい状態で、ですよね。

 

授乳したり、抱っこしながらも、話に集中する母たち。こうして同時進行でいろんなことを進めるスキルも、この教室で少しずつ練習していきます。これもリハビリです。
授乳したり、抱っこしながらも、話に集中する母たち。こうして同時進行でいろんなことを進めるスキルも、この教室で少しずつ練習していきます。これもリハビリです。

産後の心身の変化は、自分でも想像がつかないくらい大きなものになります。

しかも、産後の女性は正気を失います。

 

そんな正気を失う産後女性が、少しずつ新しい生活に慣れ、産後ケア教室で体力を取り戻し、自分の本当の思いと対峙し、これからの人生に真摯に向き合い、それを周りの人たちとすり合わせながら、復職後の環境を作っていく時間が必要だということを、企業の皆さんにもぜひ知っていただきたいですし、どうか静かに見守り、応援してあげてほしいのです。

 

その上で、それぞれの思いを丁寧に分かち合いながら、これからの働き方を一緒に作り上げていく。

そんな関係性が増えていったら、もっともっとお互いに感謝し、お互いを必要とし合いながら、あったかい気持ちで働ける人が増えていけるんじゃないかな。

 

そんなの理想論だよ!!と言われちゃうかもですが、やっぱり結局は人と人のつながりです。

境遇も背景も全く違う他人同士が同じ目的を持って仕事をしていけるかは、どれだけお互いの思いを伝え合っていけるか?に鍵があると思うのです。

 

これがめんどくさい作業ではあるけれど、結局は一番の近道だと思うのです。

 

なので、この産後ケア教室では、社会復帰していくための、体力と言葉を取り戻しているのです!!

 

自律神経を整える呼吸法&骨格調整をやってるところ。

この脚が次回はピーンとまっすぐ伸びてこれるよう、おうちで練習してきてくださいね!!

きっとみなさんなら、そんな脚を見せてくださると信じてます^^


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