学校では気持ちを想像することができない〜産前産後の母親サロン＠岩砂マタニティ〜

こんにちは！

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクターの山本裕子です。

 

昨年10月からスタートした「産前産後の母親サロン＠岩砂マタニティ」

今年度は、開催が毎月第２木曜日となり、今日が2019年最初のサロンでしたー。

ぐっと冷え込んできたからか、今回はお申し込みが少なくて、またキャンセルもあり、産後の方1名、妊婦さん1名、そして先日の産後ケア教室に続き、今回も2名の看護学生が研修として入ってくださったので、4名でのサロンとなりました。

 

ペアで話す時間には

「久しぶりに自分の話を最後まで聞いてくれる存在が嬉しかったー！」という産後の方。

「30秒で自分のことを話そうと思っても、全然まとまらなかった。難しかった！！」という妊婦さん。

今回のサロンでは、少人数だったこともあり、最初の自己紹介から、最後のシェアリングまで、

産後の方は産後間もない今の感情を

そして妊婦さんは、上のお子さんがいらっしゃる中での妊娠で感じていることを

隠さずにじっくり言葉にしてくださいました。

 

赤ちゃんはかわいい。

だけど、かわいいと思えない時もある。

泣いているのに構ってあげられないこともあって、ごめんねごめんねって思ってしまう。

新しい命の誕生を素直に喜べずに、妊娠したことすら後悔してしまう自分もいる。

そんな自分に自己嫌悪・・・

 

決してきれいごとだけじゃない、ドロドロとした気持ちも生まれてしまうということを正直に語ってくださって、

学生のお二人も、神妙な顔でそれをじっと聞いてくださいました。

 

＊

 

そんな声を聞いていた学生さんが、

最後のアンケートにこんなメッセージを寄せてくださいました。

 

「学校では気持ちを想像することができないから、母親になる前と後の気持ちを知ることができて良かったです」と。

 

 

もう、これは「この場を作っていて良かったーーーーー！！！」と思える一言でした。

 

知識はどれだけでも学ぶことができます。

でも、感情の部分はある程度学ぶことができても、

やっぱりこうした生きた・・・まさに生の声に勝るものはないと思うから。

 

そして、もう一つ！

こうした不安や葛藤を吐き出した母たちが、どんどん笑顔になっていく瞬間を見てもらえたのも良かったなと思いました。

 

心の中で次々と湧いてくる感情を、なかなか吐き出す場がなくて

全身ガチガチになりながら子育てをしている人がたくさんいます。

 

でも、ちょっと勇気を出して、この場に足を運んでくださって、

少しずつ体をほぐしたり、言葉を紡いでいくことで、どんどん表情も、気持ちも緩んでいって、

最後にはこんな笑顔を出せるようになる。

そして、赤ちゃんも穏やかに、のびのびと過ごすことができる。

 

１時間半という時間の中で、母たちの様子がどんどん変わっていく様子を

目の当たりにできる機会ってそうないと思うので、

未来の看護師さん、助産師さんになるお二人に、今回参加していただけて本当に本当に良かったと思いました。

 

これも、看護学生の研修の一環になったらいいなーって夢が膨らみました^^

 

ご参加ありがとうございました！！

最高の笑顔で、みんな可愛い^^

岩砂マタニティさんでの母親サロンは、次回2月14日（木）13:00-14:30　です。

きゃっ、バレンタインデーじゃん！！！（笑）

 

岩砂マタニティに通院・分娩された方のみとなりますが、是非周りに、そんなお友達がいらっしゃいましたらご紹介ください。

お待ちしております！

 

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