こんにちは!
認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクターの山本裕子です。
この日は、山県市のNPO法人かばさんファミリーさん主催の『産前・産後のサポーター養成講座』全5回の講座の第一回目を担当させていただきました。
参加してくださったのは、まもなく産後2年の方から、すでにお孫さんもいらっしゃる方、そして「よりきめ細やかな支援をするために学びたい!」というかばさんファミリーのスタッフさんまで。6名の方がご参加くださいました。
私の方から、まずは昨今の出産〜産後事情について、データを元にお伝えし、私たちが伝えたい産後ケアの必要性をお話しさせていただきました。
途中、参加者の皆さんの経験談も色々お聞きしながら進めていきましたが、
●ご自身の産後を振り返り涙が出てしまいそうになりながら話してくださった方。
●そんな話を聞きながら思わず涙が流れてしまう方。
そして
●「そんなこと・・・私の時代には考えられなかった・・・。それに娘たちもそんなことはなかった」と信じられない!という表情を浮かべられた人生の大先輩。
いろんなご意見が飛び出しました。
私たちが『産後の三大危機』と定義しているのが「産後うつ・幼児虐待・夫婦不和」です。
連日、ニュースでも話題に上らない日がないと言っても過言ではないほど、社会問題になっています。
でも、これは、特別な人がなってしまうものではなくて、誰しも、環境や条件が揃えば、当事者になってしまうことだとも思います。そして全てが家の中で起こっていることでもあります。
だから、そうさせないためにも、他人の風をどれだけ家の中に持ち込むか?どれだけ他人が介入できるか?が、産後を救う鍵にもなってくると思うんです。
それが、今回もお話しさせていただいた「マドレボニータの産褥ヘルプ」の意義でもあります。
※産褥ヘルプとは、友人同士、地域の人たちで、高価なお祝い品を贈る代わりに、おかずを持って行って一緒にご飯を食べたり、沐浴をしたり、家事を手伝うという、時間と手を少しずつ差し伸べるお節介文化です。
そんな産褥ヘルプの具体例をあげながら、自分ならどんなことができるか?をみなさんと一緒に考えていきました。
皆さんからいただいたアンケートにはこんなご意見がありました。
産褥ヘルプはやっぱり信頼関係がすごく大切なんだと思いました。自分が性格的に自分でなんでもやってしまうタイプなので、人に任せるというということが苦手なので、そういうことも含めて、信頼関係を築くことが、まず第一歩だと思います。そして、声をかけるということの大切さ。何かをしてあげる、してあげたいということより、いつも気にかけているよっということを伝えておくことが大切だと感じました。
自分の子育て真っ盛りの時期にこういうことを知っていたら・・・。こんなことが普通にできると良かったなと思いました。けど、今からでも動けることはたくさんある!!色々と考えたい。
助けたいなという思い、戸惑いも含めて、(助けてあげたい)相手の子に伝えたいと思いました。
産後ヘルプは自宅に伺って色々するというふうに思っていました。しかし、今日のお話を聞いて、大げさなものではなく、相手を思いやり、サポートする気持ちを伝えることなのだとわかりました。相手がヘルプを求めてきたときにヘルプできるように「気にかけているよ」「手伝うよ」というメッセージを伝え続けたいし、自分も素直に「ちょっと助けて」と言えるといいなと思います。今まで以上に周りの人との関係づくりを大切にしたいです。
サポートにもいろんな形があるので、まず一歩踏み出せるといいなと思います。沢山のお母さんに声をかけて、どんなサポートができるのか、必要かを考えたいです。
70歳がもうすぐなのに、知らないことがありびっくり!!!!
”サポートする”というと、すごく大げさなことだと思うかもしれないけれど、でも本当はもっともっとシンプルで、小さな気持ちの持ち寄りで実現できることなのだと思います。
この産前・産後サポーター養成講座は、このあと4回続きます。
様々な視点から、自分には何ができるのか?を考え、それぞれの生活スタイルや人間関係に合わせてアレンジしながら、より豊かな人間関係が生まれてくることを期待しています!
私もまた最終回にご一緒します!
ぜひご興味のありそうな方がいらっしゃいましたら、ご参加くださいね。
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