「これが私のマドレボニータ修了レポートです」〜参加者の声〜

「産後でも元気な私にあえる!」

認定NPO法人マドレボニータ 産後セルフケアインストラクターの山本裕子です。

 

今日から3月!

一気に春めいてきましたが、今朝の「春の嵐」はすごかったですね。。。

そんな中、いつもと変わらずに出かけていく娘の後ろ姿を見ながら、たくましくなったものだ・・・としみじみとしました。

 

そんな娘の小学校生活も、あと3週間となり、いよいよ卒業かとそわそわしている今日この頃です^^

 

***

 

さて、今日は昨年秋に岐阜教室に参加してくださったCさんが寄せてくださった「私の修了レポート」をご紹介したいと思います。

 

実はこのメールをいただいたのは、昨年末。

が、お互い年末年始でバタバタしていたり、Cさんが体調を崩し入院されたりしていたため、かなりの時間を要して、やりとりしてきました。

 

そんな中、少しずつ変化する気持ちを丁寧に綴ってくださったCさん。

キャリアを積み、出産を選び、大きく変化する環境に戸惑い、揺れ動く心境を、飾ることなく正直に書いてくださったことに、心揺さぶられました。

 

そんなCさんの想いを、ぜひブログで紹介させてください!とお願いしたところ「こんな私のレポートが少しでもどなたかのお役に立てるのであれば、どのようにでもお使いください」とご快諾くださいました。

 

ぜひ現代社会における出産事情の一例として、こんな気持ちになる方もいるということを知っていただけると嬉しいです。


山本先生

 

お返事をいただき、ありがとうございました。

実はこのメールは作成が二度目です。お昼に、用事を済ませてすぐに、かなりの長文メールをスマホから作ったのですが、残念ながらあといっぽのところで消えてしまい・・・( ;∀;)

今は自宅に戻り、PCより書いています。しかし、PCもすでに3度目、なんだか調子悪いですが・・・

 

(中略)

 

先程作っていたメールですが・・・

お伺いできなかった時から、この一か月の変化、というよりも、産後から今までの変化についてお話ししたいと思い、書いていました。

 

以前お話した通り、私は臨床心理士として、病院常勤職として、またSCとして小中学校に週に一度お伺いする中で、それなりに病院でも学校でも、お仕事を任せられるようになっていました。

 

お気に入りのマンションに住み、フラメンコを踊り、たまにホームパーティを開いては大好きな料理を楽しみ、かわいい犬と気ままな一人暮らしを満喫していたのです。

 

しかし、妊娠して、安定期に入り彼と同居を始め、入籍をし、お気に入りのマンションを売り、大好きだった仕事を休み、出産して、家事と育児だけの生活に入ってから、もちろん娘はかわいいし、大事に思っていましたが、自分自身を生きている実感が全く持てなくなり、日々、それなりに育児も家事もこなしているのに気持ちだけ全くついていかずに、ホルモンバランスの乱れもそこに拍車をかけて、気持ちが沈むようになりました。

 

日常のやるべきことはきちんとできていて、娘にもあたることはない、人が来れば何も問題なく対応できる。

 

でも、彼に対してなんだかもやもやがあって、一緒にいるだけで苦痛で(世間的には新婚なのに)イライラするし、彼には優しい気持ちになれませんでした。

 

毎日、仕事へ出かけていく彼をうらやましく思っていましたし、心身ともに妊娠前と大きく変わった自分が、なんだかひどく惨めな気持ちにもなり、勝手なことを言っているのですが、どうして彼ではなく私が妊娠したのだろうと真剣に腹を立てていました。(これはもう神様レベルの話なんですけど(笑))

 

 

そして、スマホで、離婚や産後鬱といったキーワードを検索していた中で、マドレボニータのコラムがたまたま入ってきたので、お伺いすることを決めました。

 

心理士は仕事柄、プライベートを話すことはありません。厳密にはクライエントさんには、ということになるのですが、私はいつ何時、職業上お会いするかもしれないと思うと、仕事以外で新しく知り合う人とは職業すら明かすことはない生活をしていました。

 

また、もともと性格上、強がりで弱さを見せたくない、かわいくないところがあるので(笑)、自分のしんどさはひた隠しにする方でしたから、マドレボニータで初めて会う人たちの中で、どれだけ自分を語れるのか、本当に曝け出せるのか、大袈裟なようですが、自分自身への挑戦でもありました。

 

1回目で、まとまらないながらも沈黙を破って話をした時には、言葉にすることの大切さを実感しつつ、職業を明かしてからは多少の窮屈さも感じながら参加した3回でしたが、不思議と気持ちが変わってきていることを日々の中で実感できるようになりました。

 

しかし、4回目、当日の娘の体調不良は私のせいだったのではないか(すいません、心理士はいつもこんなことばかり考えるんです(笑))というくらい、私自身がまた苦しくなっていましたが、それからまた持ち直し、今はワーカホリックからも抜け出し、ずっと娘の成長を傍で見ていてもいいな~(専業主婦でもいいな~)というほどに変わってきました。

 

彼との関係においても、私は求めすぎていたように思い、今は求めすぎないよう、でも、決して伝えることを諦めないようにコミュニケートできるようになりました。

 

もちろん、腹が立つこともありますが(笑)、でも、彼の優しさも不器用さも以前よりもずっと感じられるようになってきて、娘の親として、また、一緒に生きていくパートナーとしてのベースが出来つつあるように感じています。

 

知的レベルでは理解できていることも、実感を伴うとこうも違うのだと、改めて思いました。

 

私にとって、何が良かったのか、いろいろ考えたのですが、正直今はまだ言語化できず、わかりません(笑)

 

ただ、マドレボニータへ参加してから、7月から始めた朝のウォーキングで考えることが、少し前向きになった実感が確かにありました。そして、山本先生のお人柄が、なんだか私を元気にしてくれたように思っています。

 

それまでほとんど娘と外出していなかった私は、家の中での育児を大変だとは思いませんでしたが、娘が外で泣くことの肩身の狭さを、エクササイズの時間でも、カフェでも、実感することもできました。あの時に、先生がかけてくださった声の優しさを私は忘れないと思います。

 (バランスボール買いました~ そしたら、実家の両親も買い、寝かしつけに効果抜群だと驚いていました(笑))

 

シェアリングは、視覚的にも、言語的にも、自分自身の〝今”を確認できる作業なのだと思いましたが、やはり私はなかなか率直には話せなかったように思います。でも、言葉にすることの大切さという点では、私の仕事と通じるところもあり、いろいろな視点から、マドレボニータでの体験を考えることができたように思います。

 

ん~なんだか、お昼に書いていたメールの方がしっくりくる内容だった気がしますが、それでも、本当にご縁あって参加できたこと、良かったなって思っています。

 

本当に、先生にはいろいろお気遣いもいただき、ありがとうございました。

そして、こんなに長くなったメールを読んでくださり、ありがとうございました。

 

これが私のマドレボニータ修了レポートです(笑)

 

今日は一段と冷えますね。そういえば、マドレボニータに参加するようになってから、娘と駅まで、仕事帰りの彼のお迎えに行くようにもなったのですが、暑かった9月から比べて、そろそろ夜はマフラーがほしいくらい、外は寒くなりました。季節は本格的に冬に向かっていますね。

 

先生もどうぞ、お身体に気を付けて、今後もますますのご活躍を祈念しております。そして、またいつか、お会いできる日を楽しみにしております。

(そのころには妊娠前の26インチジーンズが履けるようになっているといいな(笑))

 

また、その後のやりとりでは、またこんなメッセージを寄せてくださいました。

 

私の拙い修了レポートにご丁寧にお返事を下さり、本当にありがとうございました。

 

拝読して改めて、先生のピュアさが私にはとてもまぶしく思えました(笑)

でも、そんな先生との出会いがあったからこそ、私は元気になってきたのだと

あれから思いました。

 

人は関係性の中で成長していったり、変化していったりするからこそ、

先生のお仕事も、そして私のお仕事も〝出逢う”意味があるものなんだと

改めて思いました。そして、その相互作用の中で、私はやはり元気になったのだと思います。

 

先日、職場の託児所に5月の復職を伝えました。

そろそろ職場復帰ですが、いろいろ考えて、やはり時短はとらず、フルで勤めようかと思っています。

 

ではでは、まだまだ寒い日が続きますが、

先生もどうぞご自愛くださいませ。


Cさん、本当にありがとうございました!!

 

産前から出産を経て、そして教室に通う中で、たくさんの葛藤があったこと。それらを一つ一つ乗り越えてくださったこと、本当に嬉しかったです。

 

しかもCさんは、ご自身のことを「強がりで弱さを見せたくない、可愛くない性格」と書いていらっしゃいましたが、このレポートでは、そんな部分もさらけ出してくださっていて、それがまたCさんにとっては、大きな葛藤とチャレンジだったんだよなーと心の奥がブルブルと震えました。

私もCさんはじめ、レッスンに参加してくださる皆さんとの出会いや、こうしたやり取りを通して、日々、自分自身の中にある思いや価値観を知り、よりよい自分になりたいともがく中で成長させていただいていると感じています。

 

そういう意味でも、こうしたメッセージを寄せてくださったこと、時間はかかったけれども、何度もやりとりしてくださったことを本当に本当に感謝しています。ありがとうございました。

 

復職についても揺れ動きながらも、この春から、フルで復職することを決めたCさんのこれからを、遠くから応援しています!!

 


 

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