「産後でも元気な私にあえる!」
認定NPO法人マドレボニータ 産後セルフケアインストラクターの山本裕子です。
昨日は、マドレボニータTOMOSのかおりんと一緒に、10月末に第3子を出産したMちゃんのご自宅にお邪魔しました。
到着してすぐに、ニューフェイスのベビちゃんとご対面。
うーん、新生児の柔らかさ、小ささ、いい匂い。たまらんっす。
かおりんも最高に嬉しそうな表情。
昨日は未満児クラスに通っている娘ちゃんが、早帰りの日。
久しぶりに会う娘ちゃんは、すっかりお姉ちゃんらしくなっていたけれど、「ママ、これ読んで」「ママ、見て見て!」と、ママへのアピールもすごい!!
なので、私たち二人は交代で新生児を抱っこさせてもらったり、持ち寄ったお昼ご飯を分けたり。その間、娘ちゃんがママを独占できるように二人時間を作りました。ママに絵本を読んでもらう時の娘ちゃんの嬉しそうな表情ったら!!
一人目の産後であれば、赤ちゃんのことと、自分のこと、家のことだけでいいけれど、二人目以降ともなると、上の子のケアが本当に大切になってきます。
「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」と頑張る一方、やっぱり自分のことだけを見て欲しいし、かまって欲しい。そんな気持ちの中、上の子たちも必死に毎日頑張っていると思うんです。
でも、それは小さくても、大きくなっても変わらないわけで。
うちの娘も、息子が生まれたのは、小学校2年生になった時でした。
もう8歳。
でも、8歳だって、しっかり赤ちゃん返りがありました。
インストラクター仲間のアドバイスから、産後の一番の準備は、娘の遊び相手、おしゃべり相手、宿題を見てくれる人・・・と、とにかく娘の気持ちを真正面から受け止めてくれる人を探すことでした。
そのおかげで、産後1ヶ月の間は、娘もとても穏やかだったけれど、サポートの手が薄くなってくるにつれて、夜泣きをすることもありました。
8歳になり、いろんなことがわかる分、我慢することも覚えてたからか、夜泣きという形で、不安定な感情が溢れ出てたんだろうなと振り返ります。
そこで私がやったのは、月に一回の土曜日。
息子を託児に預けて、娘が私と二人で過ごせる日!として、何でもしたいことをする!という1日を作ったのです。
ちょうど自転車でのお出かけも楽しい時期だったので、サイクリングをしたり、二人だけで映画にも行ったな。
そんな時間が持てたことで、どんどん娘が落ち着いて行ったことを、今でも覚えています。
そして私自身も、娘の気持ちをちゃんと受け止めてあげられている実感があったので、すごく穏やかになっていって。
あの時、いろんな人にサポートしてもらって、娘のケアをできたことが本当にありがたかったと今でも思っています。
だから、あの時の感謝を、私の周りの産後女性に恩送りとしてつなげていきたい。そう思って、せっせとヘルプにお邪魔しています^^
赤ちゃん抱っこは本当に幸せな気持ちになる。
抱っこさせてくれて、ありがとう!!
そして帰宅後、Mちゃんからこんなメッセージをもらいました。
「大人(特に女性)が沢山いるっていいなって思いました。娘はいつも以上に甘えん坊炸裂だったので、愛情補充出来たんじゃないかと思います♡」って。
産後は家の中に誰か一人、大人がいるだけで、すごく楽になるんです。
これを感じたのも、それだけ彼女が日常に気が張っているってこと。
そりゃ当然です。
守らなくちゃいけない命を3つも預かっているのだから。。。
だから、男性の皆さんは、母にとって一番忙しい時間帯18ー21時にできるだけ家に帰ってあげてください。
そして、家族以外にもできることもあります。
お友達が出産したら「産後は家族水入らずで過ごしてね」じゃなくて・・・
・おにぎりや簡単なおかずや、テイクアウトの惣菜でもいい。それを持って行って、たわいもない会話をすること。
・あかちゃんを抱っこすること。
・上の子と思い切り遊んであげること。
私たちマドレボニータが「産褥ヘルプ」と呼んでいるお節介文化。
ぜひ、みなさんも機会があれば、チャレンジしてみてくださいね。
とはいえ、産後の女性はとてもデリケートなので、一番しんどい時にいきなり「おかず持って行くよー!」と言っても、「いや、今はいいから!また落ち着いてから会いに来てー」と言われてしまうので、ぜひチャレンジしてみたい方は、お友達が出産する前から、産褥ヘルプというものがあることを共有したり、何をやってほしいか?を聞いておくなど、準備をしてくださいね。
産褥ヘルプについて、もっと詳しく知りたい!という方は、こちらの1冊を。