「産後でも元気な私にあえる!」
認定NPO法人マドレボニータ 産後セルフケアインストラクターの山本裕子です。
ぐっとぐっと冷え込んできたこの日。
2017年最後の産後ケア教室@岐阜がスタートしました〜。
今月は産後ケアバトン制度を利用して、双子母1名と、三つ子母1名、2年ぶりに第2子と一緒にカムバックしてくれたAちゃん、そして毎週、双子母をサポートしてくれるOGの皆さんが参加してくださいます。
エクササイズでは、経験者が多かったからか、初回のグラグラっぷりがあまり見受けられずに、いつもよりは面白みに欠けるものの(笑)、その分最終回の動きの完成度が今から楽しみに!!
カムバックのAちゃん。
前回受講の時には、お子さんが同伴できる月齢を過ぎていたので、こうして赤ちゃんと一緒に弾むのは初めて!!母子ともに大笑いで腹筋運動する様子に、私もおもわずカメラを向けちゃいました。笑い声が聞こえてきそうでしょ!
後半は「今の私」を客観的に見つめる、そして産後のカラクリを知るワークを。いきなり言葉を発するのは難しいので、まずはこうして手を動かしていきます。
子どもが増えるにつれて、とにかく手が欲しい!産後の日常。
子ども一人でも、慣れないお世話で緊張するのに、年子や双子・三つ子になれば、その大変さはなおさら。
(もちろん、年齢が近くても遠くても、それぞれの難しさがあるし、成長によって、その大変さや難しさはどんどん形を変えていきます)
だから、家の中にいる大人である夫も一緒に子どものお世話をして欲しい。
だけど実際は・・・
「朝になっても夫が全然起きてこなくて、「あれやって、これやって」と言っても、全然やってくれない・・・」とイライラしたり。
「夫も一緒にやろうとはしてくれてはいるけれども、『え?今それやる?』って感じで、こっちがやって欲しいことと全然違うことをやるから、イラッとする。そのくせ『俺は子育てやっている』って顔をするのが、またイラっとする(笑)」と、そんな声が聞かれました。
そいでもって、そんなイライラする自分に自己嫌悪したり、「言うより私がやった方が早いから」と諦めモードになったり、そのイライラもまた形を変えながら、私たちの心の中をぐるぐるし続けます。
でも、その『イライラ』の根っこの部分には、どんな思いが隠れているんだろう?
その部分を丁寧に紐解いていくと、見えてくることがあると思うんです。
ただ単に、今やって欲しい行動をして欲しいわけではなくて、もっともっと根本のところにある別の思いが。
夫婦だからって、あうんの呼吸で分かり合えるなんてなくて、
「なんでこれをやるの?」
「なんでそう思うの?」
「本当はどうしたいの??」
それを一つ一つ丁寧に聞いてみると、思っていたのと違う答えが返ってくるということが決して少なくないんじゃないかな。
ちょっと話がズレるんですけど、以前私が体調不良でダウンした時に、夫から「何か食べたいものあるか?」と聞かれて、「どん兵衛が食べたい」と答えた私。
それに対し、夫が買ってきたのは、どん兵衛の”そば”
でも、私が食べたかったのは、どん兵衛の”うどん”だったのです。
「どん兵衛って言ったらうどんでしょ!」「いや、蕎麦やろ!!」
当時、そんな犬も食わないような喧嘩をしました(笑)
でも、この時に感じたのは、お互いの発する言葉の裏にある「当たり前」や「思い」は全然違うものなんだ!ってこと。めちゃくちゃシンプルだけど、目からウロコが落ちた気づきでした。
・・・って、どん兵衛から考える、夫婦のコミュニケーション(笑)
ということで、言葉の裏にある思いをいかに共有できるか?が、夫婦はもちろん、人とのコミュニケーションの醍醐味だなーって思います。
パートナーが発する言葉の裏にあるものを共有することで、納得できること、共感できること、修正できること、共感はできないけれど新たに作り出せること、そういうこともたくさんあると思うんです。
なので、産後ケア教室で、体力つけて、いろんな思いを交わして、自分の感情や言葉を取り戻すことで、家族のカタチを作り上げていく楽しさを持ち帰ってもらえたら嬉しいです!