「産後でも元気な私にあえる!」
認定NPO法人マドレボニータ 産後セルフケアインストラクターの山本裕子です。

今日は鷺山保育所にて、第2回子育てセミナーの講師を担当させていただきました。

岐阜市内各地より、12名の方が参加してくださいました。
最初に参加者の皆さんから自己紹介をしていただいた後、姿勢を美しく見せることができて、かつ筋トレにもなっちゃう!という座り方をお伝えすると、皆さん「ひぇー、きつい…」と言いつつも、しばらくの間、その姿勢を頑張ってキープし続けてくださった、めっちゃ素直で真面目な皆さん(笑)
その後、教室でもいつもお伝えしている『人生、仕事、パートナーシップ』をテーマにしたシェアリングを。
最初、皆さんに選んだテーマについて、希望を象徴する絵を描いてもらうんですが、「え?なにかけばいいの?なにも描けない…」というぼやきwが聞こえてきました。
そして「ペアの方に、選んだテーマについて自分が考えていること、なんでもいいので、思いつくままに、3分話していきます」とお伝えした時も「え?なに話せばいいの?」なんて声が聞こえてきて。
はい、全部聞こえてましたから~!
今回参加してくださった皆さん、ほ~んと正直な方ばかり(笑)
とはいえ、そんなことを言っていた皆さんでしたが、いざ「どうぞ!」と始まると、ボツボツと話しだして、次第にどんどん表情もやわらいできて、「時間です~」と言っても、今度は全然喋り終わらない!!!!(笑)
その3分の中では、爆笑しながら話す方、神妙な表情で話す方、そして中には、思わず涙が溢れてきちゃう方も。
産後は、感情がジェットコースターのように浮き沈みするのに、目の前の小さな命を守ることに必死で、その一つ一つの感情にちゃんと向き合えず、言葉にすることができないと、どんどん感情は麻痺しちゃうんです。
でも、こうやって強制的に立ち止まり、言葉にすることで、感情が揺さぶられて、時に自分でもびっくりするような感情が溢れ出すこともある。
何にも考えてないのではなく、自分の感情を表現することに慣れてないだけで、ちゃんと時間と場があれば、言葉は出てくるんですよね。
最後の全体シェアリングで、こんな言葉が出ました。
「ペアの方が、自分と同じことを思っていることを知れて、自分だけじゃないんだ!と思えた。そしてその方に書いたメッセージは、つまり自分に向けてのメッセージなんだ!と気づいた」と。
私たちは、人には優しい言葉を投げかけられるのに、なぜか自分のこととなると厳しくなってしまう。
特に産後は、子どものことなのに、必要以上に母である自分を責めてしまったり。それゆえ、子育てが難しく、窮屈なものになってしまうこと、大いにあると思うんです。
だけど、誰かの気持ちや感情にそっと寄り添ってあげるように、自分のどんな感情に対しても、雑に扱わず、大切なものとして扱ってあげられたら、自分を許すことも、優しくもなれるはず!そうすることによって、子どもにも、大切な人にも、優しくなれるんだと思うんです。
誰かにイライラしたり、優しくできないという時は、たいてい自分にも優しくできてない時だから。だから、母となった私の体と心をケアすることは、とても大切。
今日参加してくださった方も、今日のセミナーを通じて、その大切さを感じてくださっていたら嬉しいです。
ご参加くださった皆さま、保育所の先生方、ありがとうございました!
またどこかでお会いできることを、楽しみにしています。