「産後でも元気な私にあえる!」
認定NPO法人マドレボニータ 産後セルフケアインストラクターの山本裕子(通称ひろりん)です^^
ここ2日間、とても気持ちのいい青空が広がる岐阜です。
しばらく洗濯物がカラッと乾く爽快感を感じられることが少なかったので、昨日今日はここぞ!とばかりに、家中の洗濯物を外に干してます。
花粉とかPM2.5とか、外干しすることによる影響も色々気にはなるけれども、やっぱり私は太陽の匂いがして、パリッと乾く洗濯物の香りが大好き。
慌しい日常のなかで、ふっと優しい時間になるなぁ。

寒くなってくると、小さな子を持つ母にとっては、子どもの病気が一番の心配事になるんじゃなかろうかと思います。
風邪をできるだけひかないように・・・。
インフルのウイルスよ、寄ってこないでおくれ・・・。
特にこの時期は、私もそんな思いが、常に頭の片隅から離れなくて、産後12年が経った今も、ぶっちゃけいつもドキドキしています。
あ、でもあまりドキドキしすぎると、それが余計にウイルスを引き寄せるような気もしているので(「頼むからこの日は熱を出さないで・・・!」と思えば思うほど熱が出る経験を何度もしているので!笑)できるだけ平常心を装っていますが^^;
そんな中、甥っ子が入院したという連絡をもらったので、昨日、入院している病院に行ってきました。
マイコプラズマによる肺炎で、熱が下がらず、入院に至りました。
もちろん甥っ子の病状も心配でしたが、それ以上に心配だったのが、義妹のこと。この夏から仕事に復帰し、少し前にも下の子が入院をしていたので、今回の入院でさらに気持ちも滅入っているんじゃないかな?と心配だったのです。
そして、私も8年前に、娘が2ヶ月入院した経験があるので、付き添い入院のしんどさを少しでも軽減してあげたい。
そんな思いから「今日時間あるから行けるけど、何か私にできることはない?」とメールをしました。
すると、
・夜交代する夫(つまり私の弟)の食事がないから、それがあると嬉しい。
・入院手続きのために部屋を出たいから、その間の付き添いの交代をお願いしたい。
この2点でのサポートがほしい!という返事がきました。
こうやって具体的にお願いされると、本当にサポートしやすいから、ありがたい!!
ということで、自分たちの夜ご飯の下ごしらえがてら、弟のお弁当を用意して病院へ向かいました。

義妹が窓口に行っている間、甥っ子が眠る横で病室のカーテンを眺めながら、8年前のことを色々思い出しました。

このカーテンの中、狭い空間にずっといると、次々といろんな不安が押し寄せてくるんですよね。私も当時は本当にいろんな思いが巡って、それをよくノートに書いてたっけ。書くことで気持ちが落ち着くこともあったから。
そして、手続きから戻ってきた義妹といろんな話をしました。
目の前で我が子がぐったりしている今。
・ずっとそばにいてあげたい
・仕事を休んでいるために、仕事仲間に対する申し訳なさや後ろめたさ
・こんな思いまでして、なんで働かなくちゃいけないのかな?という疑問
・そもそも今の働き方はどうなのか?
話し始めたら、どんどんいろんな思いが数珠繋ぎのように流れ出てきて、止まらなくなって。
でも、こうやって誰かに聞いてもらうだけで楽になること。そして時には笑い飛ばしてもらえることで心身ともに軽くなることを、私も痛いほど知っているので、義妹の思いをとにかく聴いてあげたかった。
そして私自身も産後ケア教室の現場で出会う母たちの気持ちにちゃんと寄り添うためにも、自分ごととして、残念ながら少しずつ薄れかけてしまっているワーキングマザーのリアルな葛藤に触れられて、とてもありがたかった。
ひたすら話した後、義妹が一言。
「元気があれば、なんでもできる!って本当やとつくづく思う。猪木の言葉が身にしみるわー」って(笑)
ほんと、猪木氏の言葉は、産後の弱った心に響きます(*゚∀゚*)
「でしょー!だから産後ケアやってるのよ!」って返してきた私(笑)
****
病院のカーテン一つ一つの中では、今日もいろんな思いを抱えながら、たくさんの方が過ごしてる。
8年前、カーテンの中で抱いたのは「いつか入院する子をサポートする母たちに産後ケアを届けたい」という思いでした。
なかなかきっかけがつかめずに実現できずにいるけれど、やっぱりこの夢はいつか叶えたい。
そのために、まだまだ頑張らねば、だな。